話題の本(8月)

放課後推理大全
学園ミステリーアンソロジー

著者

城平 京 著 / 友井 羊 著 / 初野 晴 著 / 米澤 穂信 著 / 有栖川 有栖 著 / 金城 一紀 著 / 栗本 薫 著 / 大矢 博子 編者

価格(税込)

定価:1210円(税込)

書籍情報

発売日:2024年8月7日

A6判並製  416ページ

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商品コメント

高校の図書委員ふたりのもとを訪れた上級生。彼は自殺した生徒が図書室の本になにかを挟んでいたと言い……(「ない本」)。教室で、図書室で、保健室で、そして放課後に巻き起こる、不可解な事件の謎に迫る傑作ミステリーアンソロジー。

黄金の太刀
刀剣商ちょうじ屋光三郎

著者

山本 兼一 著

価格(税込)

定価:990円(税込)

書籍情報

発売日:2024年8月7日

A6判並製  336ページ

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商品コメント

「黄金の太刀」をめぐり、刀剣詐欺が勃発! どうやら剣相家の白石瑞祥の仕業らしい。光三郎と刀好きの会で一緒になった旗本の田村庄五郎も、瑞祥の詐欺の被害にあった。相州、美濃、山城、大和、備前──。日本刀「五か伝」の地を逃げる瑞祥を、光三郎は追う!

私の盲端

著者

朝比奈 秋 著

価格(税込)

定価:836円(税込)

書籍情報

発売日:2024年8月7日

A6判並製  240ページ 

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商品コメント

女子大生・涼子は飲食店のアルバイトや学校生活を謳歌していたが、病気のため人工肛門になり生活が一変する。その意識と身体の変容を執拗に描き、読者の内臓をも刺激する、衝撃のデビュー作。第7回林芙美子文学賞受賞作「塩の道」も併録。

その朝は、あっさりと

著者

谷川 直子 著

価格(税込)

定価:1870円(税込)

書籍情報

発売日:2024年8月7日

四六判並製  196ページ   

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商品コメント

長寿社会という「最先端」の時代を生きる私たちに、道しるべとなる「老衰介護看取り小説」の誕生!
老い、病、死にちかづくこと。じつはたっぷりした意味がある!

中島京子さん推薦!
老いとの闘い。死支度。「死下手」の一茶の俳句が、認知症のお父さんを支える。
家族のじたばた、いらだち、せつなさも、どこか飄々とした俳諧のようだ。


元中学教師の恭輔は80代後半には認知症になり、骨折をきっかけに4年前からは在宅介護を受ける身の上だ。通称「かんたき」看護小規模多機能型居宅介護の看護師、介護士が自宅でのサポートをしているが、妻にとっては老老介護、かかわる子どもたちも還暦前後でらくではない。
オムツとトイレの大惨事、認知症の薬などを試みるが、次第に出来なくなってくることが増えていく。万一の場合には救急車をどうする?
96歳で息をひきとるまでの20日間、家族や介護者はどのように備えるのか。誰にとってもひとしく迎える最期はどのようなものなのか。死ぬときはどうなるのか。
そしてその日は信じられないほど「あっさりと」やってきたのだ。

老いや死も庶民の視線で、見捨てない温かさに満ちた、一茶の句が老境の恭輔を、そして周囲の人々を励まし続ける。
自分ごととして必ず来る老い、病、死をやわらかく問いかける、先を照らす小説。

目次から
 一 三度目の危篤 二 トイレ地獄 三 先生と呼ばれて 四 みんな先に死んでいく 五 何もできない 六 ついのすみか 七 思い出の中の人  
八 この世とのつながり 九 死ぬのにもってこいの日 一〇 その朝は、あっさりと

100年の甲子園
阪神タイガースと高校野球 1924-2024

著者

中川 右介 著

価格(税込)

定価:3080円(税込)

書籍情報

発売日:2024年8月7日

四六判並製  688ページ  

※新聞配布エリア配達無料
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商品コメント

阪神甲子園球場はプロ野球の公式戦が行われる現存する球場として最も長い、100年の歴史を持っている。しかし、タイガースは開幕時と8月に甲子園を使うことができない。なぜなら、甲子園では高校の部活動である春と夏の高校野球の大会が、タイガースの試合より優先されているからである。なぜこんな不可思議なことが続いているのか。そこには球場建設のいきさつがあった。本書はこれまで一緒に語られることがほとんどなかった、阪神甲子園球場でのタイガースと高校野球、二つの歴史を融合させた、壮大な野球史である。